引越しには思った以上に「時間」と「手間」がかかります。賃貸物件であれば新居探し、現居住への解約申込はもちろん、電気・水道といったライフラインの手続き、引越し会社へ見積もり、荷造り・・・等、限られた時間でそれらをこなすにはまず入念な「スケジュール作り」が重要です。少なくとも１～2ヶ月以上の期間と余裕をもって準備を始めましょう。

引越しで大変な作業の代表が「荷造り」です。毎日の生活で使う日用品を前もって梱包してしまうと引越しまでの期間が不自由なことに。
例えばオフシーズの道具や衣類、普段使わない保管品などから梱包していけばスムーズに進みます。また貴重品や当日必要になるものは別に手荷物として小分けしておけば紛失やトラブルを防げます。

飼っているペットが「犬」や特定の動物の場合には住所変更に伴う所定の手続きが必要となります。新旧管轄の役所または保健所で前もって必要な申請や手続きを確認しておきましょう。

多くの引越し会社では繁忙期以外の時期に割引価格を設定しています。また曜日などで金額が変わることもあるため、まずは料金を確認してみましょう。荷物が少ない場合は単身向けプランや軽貨物運送を利用するのもおすすめです。見積もりは数社に依頼し、金額やサービス内容をしっかり比較することがお得な引越しの第一歩です。

一般的に、引越し料金には作業スタッフの人件費も含まれていますので心付け（チップ）は必要ありません。大手引越し会社では事前に「心付け不要」としているケースもあります。それでも「感謝の気持ち」として現金ではなく飲み物などを差し入れする方は多いようです。逆に心付けを強要してくるような業者には注意が必要です。